設立趣意書
特定非営利活動法人 日本歯科矯正専門医教育機構
The Japanese Academy of Orthodontics(JAO)
設 立 趣 旨 書
JAO理事長 藤田 邦彦
歯科矯正医療は、歯科領域において専門性の高い医療であるため、大学卒業後にその知識と技術を身につける必要があります。そのため欧米では、専門医資格と結びついた卒後教育システムが定着しています。しかし我が国においては、卒後歯科矯正教育システムが確立されていません。
国民が安心して歯科矯正治療を受診できる環境を整備するためには、医療提供者としての歯科矯正臨床技能の認定基準をふまえた大学卒業後の専門教育システムの確立が急務です。
歯学および歯科医療の果たすべき社会的役割を認識し、倫理観を持ち、医療安全管理対策、医療経済等にも十分に配慮できるような人材の育成が必要な一方で、国民および患者に信頼される歯科矯正のあり方も追究していくべき時期であると考えています。
そこで私達は、「特定非営利活動法人 日本顎顔面口腔矯正学会歯科矯正教育機構」を設立し、国民が安心して歯科矯正医療を受診できるための環境整備の一環として、顎顔面口腔矯正の普及を図るため、歯科矯正医療教育に関する学術研究や情報の提供を行い、もって歯科矯正学の発展と国民の健康福祉の向上に貢献していきます。
なお、2006年4月の総会において、「日本顎顔面口腔矯正学会歯科矯正教育機構」から「日本歯科矯正専門医教育機構」へ名称変更し、7月19日に東京都の認証を受けました。