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JBO認定歯科矯正専門医の審査認定について

 JBOは、国民の方々が安心して矯正治療を委ねられる歯科矯正専門医とその施設の認定作業をおこなっています。

 ご存知の方もおられると思いますが、矯正歯科治療は特殊性が高く、また治療に年単位の時間がかかることから、歯科大学在籍中の歯学教育においては部分的な知識の修得に止まらざるを得ない、という実状があります。そのため、アメリカやヨーロッパの歯科先進国におきましては、歯科大学を卒業し歯科医師になった後で、矯正臨床を学ぶために2〜3年間の卒後研修コースを新たに受験して入学し、矯正領域の講義を受けながら矯正臨床経験を積む「専門教育システム」が確立されています。そして、研修コース修了後には矯正臨床医として社会に出る前の「資格試験」が実施され、その時点で矯正臨床能力を身につけた証明を得て、社会にその知識と技術を還元しています。

 本来であれば、日本においてもこのような「資格試験」と結びついた「専門教育システム」の確立が急務であると考えますが、国の政策と密接に関わっている医療システム上の問題であり、時間が必要です。このような現状をふまえて、矯正歯科臨床能力を審査するシステムが必要であると判断し、日本矯正歯科協会から独立した機関として矯正臨床能力を審査するため2004年6月14日に日本歯科矯正専門医認定機構(The Japanese Board of Orthodontics,略称JBO)を設立致し、2004年12月9日より、歯科矯正専門医の認定審査をおこなっております。

 認定基準の概略は以下の通りです。

  1. 矯正専従医としての経験が5年以上あること。
  2. 100症例以上の矯正治療経験を持つこと。
  3. 100症例の治療実績の中から審査委員に指定された5症例につき臨床能力評価を受け、合格すること。

 また、JBOより認定された歯科矯正専門医につきましては、当ホームページを通じて公告するとともに、JBOの活動を通して、矯正医療が適正に社会に還元されるよう務めてまいる所存です。

審査について詳しくはこちらへ

 


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