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第五回 認定審査報告

日本歯科矯正専門医認定機構(JBO)第五回認定審査報告

 2008年10月1日(水)午前8時より午後5時まで、アルカディア市ケ谷(私学会館)にて第5回認定審査が行われました。

 はじめに、各症例に対して申請者自身が記入した自己評価表を提出していただきました。その後、前回同様に当機構の広末 善久委員・天野 憲人委員の他、宮下 勝志審査委員・星 隆夫審査委員・大野 秀徳審査委員により資料などの評価が行われ、審査は宮下・星・大野審査委員とともに、与五沢 文夫審査委員長・藤田 邦彦審査委員・三瀬 駿二審査委員が行いました。
挨拶をおこなう 与五沢 文夫審査委員長
審査を行う 星 隆夫(左)、藤田 邦彦審査委員 大野 秀徳(左)、三瀬 駿二審査委員
三瀬 駿二審査委員(左)、与五沢 文夫審査委員長、宮下 勝志審査委員(右)

 今回、第三者委員として、JBO顧問(第三者委員長)・福岡県歯科医師会副会長 中村 直先生、日本歯科大学新潟生命歯学部より派遣された歯科補綴学第3講座教授 森田 修己先生、歯科医師でありJBO顧問弁護士でもある、あすか総合法律事務所(香川県)・弁護士 植松 浩司先生、医療法人ひらの亀戸ひまわり診療所(東京都)・事務長でメディカルソシャルワーカーの高山 俊雄氏が出席され、審査および口頭試問に加わりました。
第三者委員
第三者委員長 福岡県歯科医師会副会長
中村 直先生(JBO顧問)
日本歯科大学新潟生命歯学部
歯科補綴学第3講座教授
森田 修己先生
あすか総合法律事務所(香川県)・弁護士
植松 浩司先生 (JBO顧問弁護士)
医療法人ひらの亀戸ひまわり診療所(東京都)
事務長・メディカルソシャルワーカー
高山 俊雄氏

 今回の審査においては、「専門医制度に係る三者懇談会」により、3団体の専門医制度に関わる相互視察を行うことに基づき、日本矯正歯科学会からは、浅井 保彦先生(認定医・専門医制度改革検討委員会委員長、倫理裁定委員会委員長)・澤 秀一郎先生(理事、専門医委員長、研修機関検討委員会委員)・伊藤 和明先生(専門医副委員長)の3名が、日本成人矯正歯科学会からは、島本 和則先生(認定担当理事)・松野 功先生(常務理事、渉外担当)・武内 豊先生(副理事長)の3名が視察されました。視察委員の先生方は、審査対象の105症例のチェックを行い、口頭試問についてもオブザーバーとして同席いただきました。
日本矯正歯科学会から
澤 秀一郎先生(左)、伊藤 和明先生、浅井 保彦先生(右)
日本成人矯正歯科学会から
武内 豊先生(左)、島本 和則先生

松野 功先生
審査における相互視察

 当日、株式会社ヒョーロン・パブリッシャーズ編集部 古井 基継氏、オフィスオクネット 歯科ジャーナリスト 奥村 勝氏、医療ジャーナリスト 増田 美加さんから取材を受けました。この取材には、JBO副代表委員・関 康弘が対応しました。後日、奥村 勝氏からは「協会が最も常識的な判断、見解をされているように理解した」という報告を頂戴しています。
オフィスオクネット 歯科ジャーナリスト
 奥村 勝氏
医療ジャーナリスト
増田 美加さん

 今回の審査において、「100症例中の5症例審査」のほかに、「指定10未治療症例評価」による審査も行われました。すでに「100症例中の5症例審査」により認定されているJBO認定歯科矯正専門医1名が、今回の「指定10未治療症例評価」による審査も申請され、合格いたしました。
「指定10未治療症例評価プレゼンテーション」

 非常に質の高い臨床レベルを維持され、丁寧で安定した確実な治療をされている申請者が複数いました。一方では、犬歯のガイドやアンカレッジコントロールの留意について問われる申請者もいました。細部の仕上げに留意し、更なる咬合の確立に努めていただくことを望む意見も出されました。

 認定審査の最終判定は審査委員に当機構の夕田 勉代表委員と日本矯正歯科協会(JIO)から深町 博臣会長が加わり、上記の事柄を総合的に判断して行われました。
 審査の結果、すでに認定されているJBO認定歯科矯正専門医1名を含む8名が合格し、7名が新たにJBO認定歯科矯正専門医として認定されました。

 

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